緊急連載!「まさかの角膜移植か?・・・そして失明もあり?」②

医師からの冷酷な一言

「残念ながら、○○さんの場合はそれほどかんたんではありません」。医師の口から出た意外な言葉に管理人の顔にカゲリが走ったのです。・・・緊急連載!①より。
左目の視力が急激に悪化し、あわてて眼科に駆け込んだ管理人に投げかけられた医師からの冷酷ともとれる一言でした。

リスクが大きい手術

医師の口から出た意外な言葉とは「○○さん、あなたの角膜の細胞が非常に弱っています。このまま後発白内障の手術をやるのはリスクが大きい。一度、院長の診察を受けていただき、今後の方針を検討しましょう」というものでした。

かんたんな施術で回復

後発白内障とは白内障の手術のあと発症する視力障害をいいます。術後5年ぐらいからおよそ2割の人に発症しますが、ふつう治療は意外にかんたんで30分ほどの施術で回復するそうです。それが管理人の場合、角膜の異常で「かんたん」ではない、というわけです。

角膜内皮の細胞数が少ない

管理人の角膜の異常とは担当医によると「角膜内皮の細胞数がかなり少ない」のだそうです。

角膜は眼球の一番外側にあって約0.5㎜程度の厚みがあります。水晶体と同様、光を屈折させて網膜に像を映し出す役割を持っています。この角膜は外側から、角膜上皮、ボーマン膜、角膜実質、デスメ膜、角膜内皮という5つの層から成り立っています。

正常の4分の一しかない

角膜内皮は角膜の一番内側にあり、角膜内の水分量を調節しています。角膜内皮細胞は日本角膜学会の分類では、密度の換算で1平方㎜当たり2000個以上が正常とされています。ところが管理人の場合、その数が4分の一の500個しかない、といいます。

再生せず、加齢とともに減る

ここが非常に大切なポイントなのですが、角膜内皮細胞はなんと人が生まれてから死ぬまでまったく再生しません。再生能力がないのです。したがって角膜内皮細胞数は生まれたときがもっとも数が多く、加齢にともなって必ず徐々に減っていきます。角膜内皮細胞が増えることはないのです(誰もが避けて通れない目の病気…「白内障」の基礎知識より)

 

[図表]角膜の構造

 

ポンプ機能の低下で白濁

角膜内皮細胞の数が少なくなると、角膜から水をくみ出すポンプ機能が低下し、角膜がむくみやすくなります。そうなると、余分な水分のために透明性が失われ、白く濁ってしまいます。この状態を、水疱性角膜症(すいほうせいかくまくしょう)といいます。

水疱性角膜症は難治性疾患

そして、「一般的に、内皮細胞の密度が1平方㎜当たり500個以下になると、水疱性角膜症のリスクが高まるとされています」というのです。さらに水疱性角膜症は非常に難治性の疾患で、一度むくんでしまった角膜を点眼薬などで治すことは難しいため、根治的治療は角膜移植となります。

次回受診でその“審判”

つまり管理人の場合は「後発白内障」の症状ではあるが、レーザーを用いる通常の治療法をすれば、角膜・内皮細胞のさらなる減少を招き、水疱性角膜症になるリスクが大きいというわけです。となると管理人は単純に後発白内障の施術だけで済ますことができるのか、いや同時に角膜移植まで必要なのか・・・次回再受診でその“審判”を仰ぐことになります。

“当たり前が大変なこと”と思い知る

ちなみに角膜移植にはアイバンクに登録した亡くなった人の角膜を使います。角膜の損傷で光を失くした人が再び光を取り戻すことができるようになったのです。これまで「目が見える」のは当たり前であった管理人は急激な視力の低下でその“当たり前が大変なこと”と思い知ることにもなりました。

病気はいつも何かを知らせる

これまで管理人は「病院はイヤ、薬はイヤ」と訴えてきましたが、今回ばかりは医療技術の進歩に頭が下がるばかりです。
病気はいつも何かを思い知らせてくれます。

 

次回は眼科再受診のあと5・17金の予定です。

*ゴールデンウィーク中は掲載をお休みします。

 

引用、参考にした記事や本

日本白内障学会HP

[連載]誰もが避けて通れない目の病気…「白内障」の基礎知識(山﨑 健一朗 日本眼科学会認定 眼科専門医)

 

2025年まであと2077日
青空とこいのぼり(提供ぱくたそ)

 

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