「2025問題」と「7040問題」が招く大混乱?アラフォー・クライシスとは?

アラフォー・クライシスとは

NHKのクローズアップ現代「アラフォー・クライシス7040問題」(12/15放送)が話題を集めています。                                     バブル期に大卒者の求人倍率は2倍を超えていたのが、90年代に急落、就職氷河期に突入しました。この時期に就職した世代がいまアラフォーを迎えています。番組で紹介された調査によると、この世代だけが5年前に比べて月収がダウンなど仕事もお金も結婚もかつてない危機的な状況にあり「アラフォー・クライシス7040問題」(7040は親が70歳代、子供が40歳代を表現)と呼ばれています。これは「2025問題」ともぴったりリンクしており、大きな社会問題として深刻化することはまちがいありません。

パラサイトの悲劇が

番組で紹介されたAさん(45)は1995年に有名私大を卒業、就職氷河期のあおりで正社員としての就職はできず、派遣社員として登録。7社を転々として、現在は市の臨時職員として手取り15万円。転職サイトに登録していくらかでも条件のいい仕事を探していますが、40代の非正規では人手不足の現在でも難しいといいます。

北海道のB子さん(44)は実家で家事手伝いをする独身。両親(70歳代)と年金暮らしで、いわゆるパラサイトシングル。B子さんも正規採用の経験はなく、非正規を渡り歩いてきて、3か月前に契約切れで現在は無職です。20代のうちは親の元で独身生活を楽しんでいたのが、いま親が70代になり、自分は40代で非正規の身分。B子さんの場合、親子の生活を支えるのは親の年金だけです。7040問題の典型的なケースです。

一生、生活困窮のまま

番組に出演、この問題にくわしい玄田有史さんによるとアラフォー世代は希望の会社に就職できず、転職希望者が多く15年以上働く人の割合が減少。また転職では中小企業に入ることが多く勤続年数が短いため賃金が伸びていない。昇進や昇給が難しいなどハンディの多い世代だ、と解説しています。つまりアラフォー世代の周辺が一生涯生活困窮を宿命づけられた状況にあり、高齢期にまで貧困を引きずりずらざるを得ないと話しています。

一方でアラフォー世代は団塊ジュニアと呼ばれる世代が中心であり親は2025年問題の主役を演じる年代です。医療費、介護費は増大し、国の社会保障費の破たんが懸念されています。二つの問題は見事にリンクしています。

介護殺人の悲劇

さらに懸念されていることがあります。同じくNHKが昨年7月に放送したスペシャル「私は家族を殺した~”介護殺人”当事者たちの告白~」の衝撃的な内容です。いまの日本では「2週間に1度”介護殺人”」が起こっているのです。医療・介護問題にくわしいある社会学者は「アラフォー世代にはこれから想像を絶するような介護の苦悩が迫っています」と分析しています。

引用、参考にした記事                                      クローズアップ現代+アラフォー・クライシス

2週間に1度起こっている“介護殺人”

2025年まであと2577日

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